漢方について

その他

食事を考える

 もうそろそろ食欲の秋です。秋刀魚などおいしい食べ物が食卓で見られます。漢方の考え方に、『薬食同源(やくしょくどうげん)』と言う、薬だけではなく 食事の大切さがあります。その一部をご紹介いたします。漢方では、特に重要視するものは、『性味(せいみ)』と『効能』を重要視いたします。『性味』の性 は、性質のことでそのものがどの程度体を温めるのか、または冷やすのかを表しています。大まかに分けると、熱・温・平・涼・寒の5段階あります。味とは、 字の如くあじのことです。味の種類を『五味(ごみ)』と言われ、基本は酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味(塩辛い)の五種類です。
 酸味は、梅干やレモンなどで、ものを引き締め、収斂する作用があり、肝を養います。
 苦味は、ゴーヤやビールなどで、固める作用と熱をとる作用があり、心を養います。
 甘味は、砂糖やかぼちゃなどで、他のものの調和と補う作用があり、脾を養います。
 辛味は、トウガラシやらっきょなどで、発散と循環をよくし温める作用があり、肺を養います。
 鹹味は、塩や海藻などで、ものを和らげ、潤す作用があり、腎を養います。
 ただ、五味は単純に味覚だけではなく、食べ物の効能から分類されていることもあります。
 このように、難しく考えなくても、その季節でとれる食材・風土にあった食材がそこでの健康にあっている傾向が強いです。季節の食材を利用した、栄養バランスのよい昔から伝わる魚や野菜を活かした日本料理をお勧めいたします。

戻 る

佐久間薬局

お気軽にご相談・お問い合わせください。

佐久間薬局

〒957-0058 新潟県新発田市西園町1丁目1-3

TEL:0254-22-3956 営業時間/9:00~19:00
定休日/日曜日・祝祭日

FAX:0254-26-7101

メールでのお問い合わせ

店頭のパンダが目印!

けやき通り沿い旧国道7号線
駐車場完備

↑ページ先頭へ