体の悩み
漢方薬で慢性副鼻腔炎で鼻づまり・頭重・後鼻漏・咳・いびきが改善
最近、後鼻漏(こうびろう)でお悩みの方が、結構大勢いらっしゃります。特にご高齢の方に多いようです。また、後鼻漏に関連した書籍も多くあるようで、時にそれらの本を持参して来店される方もいらっしゃります。
後鼻漏には何個かの原因がありますが、多くの原因は鼻にあります。原因の一つであるのが副鼻腔炎です。
漢方では副鼻腔炎に葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)、辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)な どが使用されることが多いです。前2つの漢方薬の名前を見ると、『辛夷(しんい)』という文字が入っています。『辛夷』とは薬草の名前で、鼻の通りを良く する働きがあります。これらの他に、鼻淵丸(びえんがん)と言う漢方薬にも辛夷が入っています。また、鼻淵丸には抗菌作用があると言われている薬草も含ま れています。軽い副鼻腔炎ならこれらの漢方薬で大変良く効きます。
頭重や後鼻漏の症状がある場合は袪痰剤(きょたんざい)(たまった老廃物を取り除く薬)を併用した方がより効果があります。
慢性副鼻腔炎や後鼻漏でお悩みの方は一度お気軽にご相談ください。
2013.02.26