漢方のはなし
松の健康食品
漢方の不妊症の勉強会で、ピクノジェノールの説明がありました。
ピクノジェノールとは、フランス海岸松の樹皮から抽出される成分とのことです。日本では健康食品として取り扱われますが、海外では医薬品として用いられているそうです。
ピクノジェノールと耳にし始めて当初は『痛みに良い。』『月経痛に良い。』などと人伝えに聞いていました。最近ではピクノジェノールは『抗酸化作用がある。』とよく聞きます。
酸化で思いつくのは、『活性酸素』、『紫外線』、『サビ』、『老化』、『ストレス』、『無酸素運動』など、酸化には良いイメージがありません。
しかし、ピクノジェノールの抗酸化作用は、ビタミンCやEの数十倍の作用だそうです。
その他に、漢方の薬草に松節(しょうせつ)と言うものがあります。これはフランス海岸松ではないですが、松の節(ふし)の部分を用いた薬草です。節には松の自然治癒力が凝縮されていると言われ、関節や筋肉の痛みや痺れなどに用いられているそうです。
松節もまたビタミンCやEの数十倍の抗酸化作用があるといわれています。
私が学生の頃、恩師の教授に病気とは酸化から起こるんだよと教えられました。
最近では、女性の月経関連の症状にも大変良いと言われており、子宝を望まれている方も多く愛飲されて、良い結果に結ばれている方も多いようです。
色々な松の健康食品が商品化されています。松の食品で、病気予防はいかがでしょうか??
2014.4.30