体の悩み
脳の血流を改善してスッキリした頭に
脳の血流は誰もが気になると思います。最近では様々なメディアで認知症などの話題を見かけます。脳の血流が悪いとか、物忘れとか、脳梗塞などは老化と関係が深いとイメージし易いですが、比較的若い方でも条件が揃えば、全く無縁のものだとは言えません。
脳の血流が悪くなる可能性がある原因には、暴飲暴食、過度なストレス、過労、睡眠不足、喫煙、飲酒、運動不足などがあります。
主に漢方薬でも予防や治療の補助に活血化瘀薬(かっけつかおやく)と言う分類のお薬が良いことがあります。活血化瘀とは、血液の流れをイキイキとさせ、血液の汚れを掃除するといったような意味です。代表的なものには、川芎(せんきゅう)や紅花(こうか)、丹参(たんじん)、桃仁(とうにん)、牡丹皮などがあります。また、頑固な汚れがあり、活血化瘀薬だけでは、血液が綺麗にならない場合は、化痰薬(かたんやく又はけたんやく)を一緒にすると良い場合があります。勿論これら以外の薬草も良い場合がありますが、酒飲みで、言葉が出にくい、物忘れが酷い場合は、化痰薬があった方が良いです。化痰薬の代表的なものは、半夏(はんげ)です。半夏は様々な漢方薬に含まれていますが、脳の血流が悪く、血流を良くするお薬を飲んでもスッキリしない場合には、温胆湯(うんたんとう)と言う処方が良いようです。
ある方の体験談では、漢方薬のおかげか? 多発性の脳梗塞が綺麗になったという例も耳にします。
元気があって、酒飲みで、どちらかと言うと肥満で、運動不足で、最近物忘れが激しいと思われる方、病気になる前に、漢方薬を試してみてはいかがでしょうか?
2014.8.31